卒業後の進路

気になる卒業後の進路。卒業生の多くは、建設会社や建設コンサルタント、官公庁などへ就職しています。また、より高度な専門技術を習得するため、大学院博士前期課程へ進学しています。

シビルエンジニアの仕事
例)道路建設の計画から供用までの流れ

  • ◎ 建設会社の役割

    建設コンサルタントで作成された設計図面に基づき、実際に現場で構造物を施工するのが建設会社の役割です。図面通りに構造物が出来上がっているか、工程通り工事が進んでいるかを監督(管理)します。また、新しい施工技術も独自に開発し、より高品質なものづくりに役立てます。

  • ◎ 建設コンサルタントの役割

    官公庁から請け負った調査・設計・点検業務を行うのが建設コンサルタントの役割です。上下水道、地盤、道路、橋梁などの構造計算や設計図面作成など、設計までの建設事業に関わる業務全般や、維持管理のための点検・診断業務を担当します。

  • ◎ 官公庁の役割

    官公庁(国、都道府県、市町村などの公務員)は、計画を立案し、事前の調査に基づいた建設費を積算します。その後、建設事業に関わる具体的な計画や予算を決定し、建設コンサルタントや建設会社に調査・設計・施工業務を発注します。さらには、既設構造物の維持管理も、重要な業務となっています。

シビルエンジニアとして活躍する卒業生!

  • 大日本コンサルタント㈱
    新井 伸博 さん

    私は、橋や道路、トンネル等の公共構造物の企画、調査、設計、施工管理等の一連の技術サービスを提供する知識集団の建設コンサルタントに所属しています。最近、建設分野では入札環境が変化し、技術者の能力や実績等を評価して会社を選別する(企業からの技術提案)プロポーザル方式が主流です。調査・設計段階では、発注者に信頼される技術者をどれだけ保有しているかが会社の発展につながります。そこでは公的資格の技術士や専門能力の博士は高く評価されますので、さまざまな資格を持つことが、会社から昇任、昇格面などで優遇されます。本コースの卒業生には資格取得者が多く、国内外の建設プロジェクトの第一線で活躍しています。

  • パシフィックコンサルタンツ㈱
    太田 あかね さん

    私は、福岡の設計コンサル会社に勤めています。入社当初は、大阪で橋梁や地下構造物の耐震設計を専門としていましたが、7年前に福岡に転勤し、現在では、橋梁の設計全般や維持管理分野の業務にも従事しています。今でも印象に残る仕事は、初仕事でアーチ橋の耐震解析を担当し、当時は設計事例も少なかったので、先輩方と試行錯誤しながら連日遅くまで仕事したことを懐かしく覚えています。女性技術者は少ないものの、男女の区別無く良い仕事が認められるこの業界が私は大好きです。これからも、土木構造物の設計を通じて、より多くの皆様が安全で快適な暮らしを実現できるよう貢献していきたいと思います。

  • 三菱重工業㈱
    今金 真一 さん

    私は今、橋梁の設計の仕事に従事しています。橋梁は人や物資の輸送という非常に重要なインフラであると同時に、地域のシンボルとして人が集まる場所となります。計画から設計、製作、架設と進んでいく中で完成した瞬間の喜びと誇りは正に技術者冥利につきるものがあり、仕事はこの瞬間のために行っていると言っても過言ではありません。大学で学ぶ構造力学や振動学等はそのまま仕事に直結し、卒業後にも大学の先生方に支えていただくことが数多くあります。これからは維持・管理を含めたインフラ整備がますます重要な時代となっており、責任と誇りを持ち社会基盤整備に取組んで行きたいと考えています。

  • 国土交通省 北海道開発局
    野村 佐和美 さん

    北海道で河川の改修工事に携わっています。洪水時に皆さんの住んでいる地域を守るため堤防をつくったり、河岸が削れないように護岸ブロックを張ったりする工事を行います。工事の設計から完成まで係わるので、図面から徐々に完成していく様子を見ることができ、やりがいのある仕事です。

  • 日建工学㈱
    松下 紘資 さん

    学生のみなさん、こんにちは。私は今、資材のメーカーで製品開発の仕事をしています。建設用資材といってもいろいろですが、私は主にコンクリートブロック製品の開発を行っています。皆さんも海や川に遊びに行くと、いろんな形のコンクリートブロックを目にしていると思います。特に注意してみたことは無いと思いますが、実はいろんな形のものがあって、それぞれに違った特徴があります。例えば、台風から国土を守るために凹凸のブロックが使われていたり、大雨が降ったときに川の堤防がこわれないように平たいブロックが使われていたり・・・・。このように皆さんの生活を守るために、重要な役割を果たしているコンクリートブロックを開発するという仕事は、非常にやりがいがあります。日本は“ものづくり”においては、世界でも最先端の知識と技術を持っています。また、みなさんもご存知のように、日本を支えているのも“ものづくり”です。社会環境デザイン工学コースは、これらの知識を得るには最適な環境だといえるでしょう。すでにやりたいことが決まっている人はもちろん、まだ将来どんな仕事をしたいのかわからない人も、必ず興味のある分野が見つかるはずです。皆さんも是非、長崎で自分のやりたいことを見つけてください。

  • パシフィックコンサルタンツ㈱
    永田 佳世 さん

    橋梁や建物、空港などのインフラの維持管理にまつわる仕事をしています。橋梁の場合、供用年数は100年とされており、100年間使うためにいつどのような補修を行うか、現場の環境に合わせて計画を立て、人々に安心安全なインフラを提供するのが主な仕事です。入社1年目の末に東日本大震災が起き、インフラの維持管理が人の命に直結することと、この仕事の責任の大きさを痛感しました。その仕事の基盤になっているのが、学生時代に取り組んだ橋梁の維持管理の研究です。橋にどのような力が作用するかを解析し、その経験がそのまま現在の仕事に生きています。それだけでなく、先生方が親身になって自分が目指すべきものを一緒に考えてくれたことに、本当に感謝しています。論文を書くときでも、文章の書き方のみならず、締切までの計画の立て方や社会に出て必要なスキル等を指導していただきました。インフラ維持管理という専門知識だけでなく、社会人に共通して必要な基礎スキルも研究を通して学ぶことができたと思っています。

  • 日本工営㈱
    東 和輝 さん

    私は今、建設コンサルタント会社に勤めています。仕事内容は、市民生活に直結する上水道・下水道に関連した施設の設計です。例えば東京都1300万人の22%を担う大規模浄水場や、年間1.3億m3の廃水を処理する水再生センターなどの施設が災害時にも機能を維持するために、津波や洪水を想定した浸水対策や大規模震災を防ぐための耐震設計を行っています。日々勉強ですが、とてもやりがいのある仕事です。経験を積めば、国内海外問わず活躍できる環境もこの業界の魅力の一つだと感じています。
    私は小さい頃からものづくりに興味があり、大規模構造物の設計に憧れ、当コースに入学しました。在学中はものづくりに関わる基本的な知識から研究を通した専門知識、建設事業がどのように社会に役立っているかなど、様々なことを学びました。当コースでは、人々の生活基盤となる大切な分野を学ぶことができます。分野の範囲は幅広く深いですが、それだけに得られるやりがいも大きく、自分の興味の持てる分野がきっと見つかると思います。

  • 三井住友建設㈱
    中野 優香 さん

    私は、ゼネコンで働いています。入社してから現在まで、四国にて4件の橋梁工事の建設を経験しました。現場では「現場監督」として工事全般の施工管理に携わっています。自分で測量し計画したものが、だんだんと「橋」になっていく様子を見てとてもやりがいを感じており、大学時代に学んだ測量学や構造力学等の様々な科目が今の仕事に役立っていると強く実感しています。また、現場には職人魂の熱い大工や鳶など多くの職種の作業員が従事しています。そのため、意見をまとめ同じ方向に舵を取ることが大変な時もありますが、コミュニケーションを積極的にとり楽しく仕事をすることが重要なポイントだと思います。今後は、現場での経験を活かし、橋梁設計に携わり、技術力を向上させていきたいと思っています。
    当コースの卒業生の主な就職先である建設業界では、現場・設計・広報・営業など多種にわたって職種を選択できます。今、進路選択で悩んでいる方もきっと自分のやりたいことが見つかると思います。

ほぼ100パーセントの就職率!

学部卒でも大学院卒でも、就職率はほぼ100パーセント。
公務員の合格率も高く、理系で公務員を目指すなら建設系の当コースが有利です。
教職に関する科目も履修すれば、高校の先生も目指せます。

  • 学部生の進路

  • 大学院生の進路


(平成28~令和2年度)