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2017.03.01
2016年11月3~5日にかけて、台湾・台南の国立成功大学にて開催された第8回地盤工学における最近の課題に関する アジアジョイントシンポジウム(JS-TAINAN2016)において、工学研究科総合工学専攻社会環境デザイン工学コース 博士後期課程3年の石田純平さんが、Excellent Student Paper Award(優秀学生論文賞)を受賞しました。
石田純平さんは、"Seepage Flow Behavior in Slope Model Test and Verification of Reproducibility by Numerical Simulation"と題する論文発表を行い、第1著者が学生本人である10件の論文の中から選出されました。
2017.02.10
今村洋一准教授の『旧軍用地と戦後復興』が中央公論美術出版より刊行されました。本書は約10年にわたる旧軍用地転用に関する都市計画史研究の成果を取りまとめたものです。
「終戦によって遊休国有地となった旧軍用地が、どのように都市に組みこまれ、戦後復興が図られたのかを、全国的な動態と個別の都市の具体例から包括的に考究し、戦後史としてだけではなく、人口減少時代を迎えた現代の土地活用と都市計画の課題にも広く示唆を与える気鋭の論文集」(帯より)で、長崎県内では佐世保市を取り上げています。
2016.12.21
12月8日(木)に技術士会講演会を開催しました。長崎県技術士会会長の山口和登氏に『技術士』制度について、理事の清水正明氏に「公務員の土木技術者」について講演をしていただきました。
実務に役に立つ資格やJABEEの認定プログラム、公務員技術者の役割などをわかりやすく説明していただきました。就職活動にも役立つ内容で、学生は熱心に話を聞いていました。
2016.12.21
12月に入り、建設業、建設コンサルタント、官公庁、橋梁メーカー等の業界説明会が始まりました。3月の就職活動解禁へ向けて、希望する業界に少しでも学生に触れる機会を持ってもらおうと昨年度から始めた企画で、各業界のコースOBのご協力もあり、実りのある会となっております。また就職情報を提供されている、リクナビ、マイナビさんからも講師をお招きし、エントリーシートの書き方や面接のマナー等の就職活動対策をお話していただきました。
どの会も学生はメモをとったり、活発に質問したりと就職活動へ向けて準備を進めているようです。コースとしましても学生が希望する進路へ行くことが出来るよう、例年同様、最大限のバックアップをしていきたいと考えています。
2016.12.21
平成30年春卒業・修了予定者の就職活動がもうすぐ本格化します。社会環境デザイン工学コースでは、毎年、就職活動が解禁される前に、授業カリキュラムの一環として、学部3年生と修士1年生を対象としたインターンシップ講演会を開催しています。12月13日に、長崎大学のOBで、ゼネコン・建設コンサルタント・公務員の現場で活躍されている6名の方を講師として招き、インターンシップ講演会を開催しました。
講演では、講師の方の職場や業界について、ご自身の体験談などを交えた貴重なお話を聞くことができました。その後、学生から講師の方へ多くの質問が出るなど、学生の就活への意識が高まってきたようです。
2016.12.09
11月20日から23日の4日間で、福州大学を訪問してきました。
福州大学では鋼橋の疲労に関する講義を行うとともに、当コースの卒業生でもある陳康明助教、呉慶雄教授が計画しているコンクリート充填鋼管K継手の疲労試験等の研究計画に関するアドバイスをしてきました。今後も実質的な共同研究を継続していく予定です。
2016.11.22
11月12日(土)に、長崎大学文教キャンパスで、テクノパワー土木おもしろ体験隊を開催しました。11月18日の「土木の日」の関連事業として、小中学生を対象に毎年開催しています。毎年参加者が増え、今年は150名程度の小中学生の参加がありました。
当コースと構造工学コースの研究室から9つのブースを用意し、土木に関する実験やものづくり体験を行いました。このほかに建設機械のバックホーや橋梁点検車の試乗も人気がありました。参加した子供たちはみな楽しそうで、この中から未来のエンジニアが多く誕生することが期待されました。
2016.11.15
参加者を募集しておりました、長崎・佐世保の土木遺産を巡るモニターツアーですが、「佐世保コース」「長崎コース」ともに定員に達しましたので、申込を締め切りました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
⇒ 詳細は こちら へ。
2016.11.14
参加者を募集しておりました、長崎・佐世保の土木遺産を巡るモニターツアーですが、「佐世保コース」は定員に達しましたので、申込を締め切りました。なお、「長崎コース」はまだ若干の空きがありますので、引き続き申込を受け付けております。
⇒ 詳細は こちら へ。
2016.10.31
10月26日、27日と長崎県立総合体育館で開催された、ながさき建設技術フェア2016に本コースの3年生33名が参加しました。
展示ブースでは、「命を守る~防災・減災~」をテーマに、65団体が防災・減災、維持管理、環境・景観、リサイクルといった分野の最新技術を展示していました。学生たちは興味のあるブースに足を運び、担当者からの説明を熱心に聞いていました。普段の講義では学ぶことの少ない、様々な最新技術に興味を持ち、学生から担当者の方に積極的に質問する姿も見受けられました。今後に控える就職活動に向けて、将来の自身の進路について考える良い機会になったと思います。
また、高橋和雄長崎大学大学院工学研究科インフラ長寿命化センター特任研究員・名誉教授による「長崎県国土強靭化地域計画と地震防災」の演題での講演も行われ、多くの学生や関係者が耳を傾けていました。
2016.10.25
10月5日から7日の3日間、ポーランド共和国のブロツワフにてThe 8th International Conference on Arch Bridges (Arch2016)が開催され、博士後期課程3年の王渠君と中村が参加してきました。
王君は日頃の研究成果をしっかり発表し、質疑にも的確に回答していました。また王君の母国での出身大学である福州大学の陳宝春教授一行と行動をともにするなど、とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。
2016.10.21
私は今回、国土交通省九州地方整備局長崎港湾・空港整備事務所にインターンシップ生として参加させていただきました。今実習では、主に長崎県内の港の状況や九州の港湾の施工内容と主に港湾関係を学ばせていただきました。はじめは、港の設計について学び、防波堤や岸壁がどのようにつくられているか、またそこにつくられた岸壁がどのような用途であるかなど、講義では学ぶことができないより深い専門的な分野を学ぶことができました。また、実際に佐世保港や長崎港、平戸瀬戸航路と視察に行き、現場を見させていただきました。
そして、視察のみではなく、長崎港に行き岸壁において維持管理実習をさせていただきました。項目ごとにチェックし、どれほどの損傷であるか実際に測って、どこの場所が危険であるか判断するといった実習内容でした。
今回の実習を終えて、私は公務員が土木業界でどのような立場であるか理解できました。また、実際に就職してどのような業務を行っていくのかなど多くの知識を得ることができたため、今後の進路を決めるにあたり、とてもいい経験となりました。
2016.10.20
長崎・佐世保の土木遺産を巡るモニターツアーを実施します。
(1) 11月23日(水祝):佐世保市(針尾無線施設、西海橋、旧海軍工廠施設、山の田水道施設)
(2) 11月27日(日):長崎市(南山手居留地、小ヶ倉ダム、小菅修船場跡、中島川変流工事護岸・出島橋、本河内高部ダム、本河内低部ダム)
いずれも9:30~17:00頃(集合・解散は、それぞれ佐世保駅、長崎駅)、参加費無料でお弁当つきです。
往復はがきで、氏名、住所、電話番号、希望コース(佐世保または長崎)、人数(4名まで)を記入して、お申込みください(各コース30名先着順)。申込の締切は、11月16日(水)必着となっています。なお、参加できるのは中学生以上です。
⇒ 詳細は こちら へ。
2016.10.20
9月12日から9月24日まで、海外インターンシップに行ってきました。受入先はベトナム社会主義共和国ハイフォン市にある三井住友建設株式会社のラックフェン作業所です。ハイフォン市では日本のODAとJICA資金により国際大水深港と周辺インフラの整備が進められており、今回は港と高速道路を結ぶアクセス道路・橋梁工事の現場を体験させていただきました。
実習は主に現場見学や英語での講義が中心で、各工程の内容、設計、品質管理、安全管理、資金管理など、建設業の仕事内容を詳しく知ることができました。また、コンクリート試験や英語でのコミュニケーションなど、大学で学んだ事が必要となる場面も多く、大学での勉強と仕事との関係の深さも感じました。
建設中の橋梁の延長は約5.4kmで、日本とのスケールの違いに驚くと同時に、大きなものをつくるという土木工学の面白さを改めて体感しました。実習期間中は現場での実習だけではなく、ベトナムの文化や歴史にも触れることができ、大変有意義な2週間となりました。
2016.10.20
私は、土木の中でも花形であり存在感の大きい橋梁を専門に扱っている橋梁メーカーに行きたいと思い、横河ブリッジホールディングスの株式会社横河住金ブリッジに参加しました。
実習では鹿島工場内で実際の製作工程に沿って、ミニサイズの橋桁を製作しました。設計通りに製作することは想像以上に難しく、作業員の方々の技量は底知れぬものでした。人生初の溶接も体験し、とても根気のいる作業だと実感しました。完成品は大きくゆがんでしまいましたが、完成した時の達成感を味わうことができました。実際は作業をする方ではなく、工場におけるすべての製品や作業を管理する立場にあります。しかし今回は作業を行うことで、根本的なものづくりの楽しさを改めて感じることができました。
他には現場見学や設計実習がありました。現場見学では、規模の大きい架設中の橋を近くで見ることができました。現場には想像以上に少ない人数で作業が行われており、ひとりひとりの責任の重大さが感じられました。会社の方々はとても温かい雰囲気で、何においても丁寧に教えてくれました。今回のインターンでは普段学べないことをたくさん体験でき、将来に活かせることをたくさん吸収できたと思います。
2016.10.20
私は、都市計画事業に強い建設コンサルタントである株式会社福山コンサルタントに約2週間インターンシップに行ってきました。主に行ったことは鹿児島県牛根境地区の道路事業に関する景観カルテという資料作製です。景観カルテとは、事業地区周辺の景観資源や、景観の方向性、そしてそこの都道府県、市町村の景観計画についてまとめた資料のことです。それをもとに、そこの区域の景観を保ちつつより良い道路事業を行います。そのような作業の合間に建設コンサルタンツ協会主催のイベントにも参加させていただきました。
インターンシップで学んだことは、建設コンサルタントがどのような業界なのかということです。思っていたよりも女性の多い職場でした。そして他の建設コンサルタントと協力して行うイベントなどの存在も知ることができました。最終日に二週間の発表を会社内で行ったのですが、よく勉強したね、と褒めてくださるとても暖かい職場でした。印象に残っていることはとにかく電話が鳴り続くことです。発注者からの電話が主だそうです。土木業界では、建設コンサルタントは非常に多忙という認識があるそうで、そのイメージを払拭すべく、ノー残業デーを設けたり、女性技術者を増やすための取り組みをしたりしているそうです。
コンサルタントに関する知識は浅い状態での参加でしたが、事業のことを1から教えて下さり、とても勉強になった2週間でした。建設業等の業界と比較しつつ、今後の進路の参考にしていければと考えています。
2016.10.14
至9月16日、長崎県内の高校教諭をお迎えし、先生向けのオープンキャンパスを開催いたしました。
当コースで携わっている、社会基盤整備に係る様々な研究課題について地盤・水環境・構造・計画の各研究室からの説明ののち、実際に実験施設や装置を見ていただくことで、本コースへの理解を深めていただけたものと考えております。
2016.10.11
9月26日・27日の1泊2日で、3年生対象の現場見学を行いました。現場見学は、必修科目である「学外実習及び見学」の一部として毎年行っているものです。今年は、九州新幹線嬉野温泉(仮称)駅の高架橋工事現場・阿蘇大橋付近の斜面防災対策工事現場・熊本城の復旧工事現場・新天門橋(仮称)の架設工事現場の4か所を見学しました。
いずれの見学場所でも、現場の担当の方から親切に説明していただき、長大OBを含む社員の方と学生が話す機会も得られるなど、現場の雰囲気を直に知ることができました。学生にとっては、就職活動に向けて良い勉強になったのと同時に、修学旅行的な思い出にもなったのではないでしょうか。
2016.07.27
7月16日(土)にオープンキャンパスを開催しました。暑い中、オープンキャンパスに足を運んでいただいた皆さん、ありがとうございました。社会環境デザイン工学コースでは、「安全で豊かな社会」をデザインするための「持続可能な環境の創造」を目指しています。それを実際に目で見て実感できる様々な実験やシミュレーションの紹介を行いました。
今年4月の熊本地震では、土砂災害や液状化などにより多くの被害がもたらされ、社会基盤を維持することの重要性が認識されました。水の流れを可視化する実験や地震で起こる液状化の実験では、目の前で起こる現象に多くの生徒が驚いていました。また、構造物を維持管理するための遠隔モニタリングや汚染物質の拡散予測などの最先端の研究・技術開発の取り組みにも関心がある様子でした。社会基盤に関わる『ものづくり』として、環境・防災・保全の役割について理解を深めることができたのではないかと思います。
2016.07.04
7月16日(土)にオープンキャンパスを開催します。本コースの魅力を知っていただけるよい機会ですので、ぜひご参加ください。全体説明会に参加を希望される方は事前申込みが必要です。申込締切は7/8(金)必着となっておりますので、まだ申込をされていない方はお急ぎください。なお、本コースのプログラムは事前申込みの必要はなく、自由に参加できます。
⇒ オープンキャンパスについて詳しく知りたい方は こちら へ。
2016.07.04
長崎大学では学生間の国際交流を推進するよう継続的に取り組んでいます。その一環として、6/21より約1週間、全北大学(韓国)よりの留学生(環境工学、資源工学分野)4人を当コースで受け入れました。
短期間ではありましたが、文化交流や大学での講義体験や調査研究研究等、彼らにとって密度の濃い経験となったようです。今後も引き続き国際交流に取り組んで参りたいと思います。
2016.04.15
今年度は48名の学生が本コースに入学しました。留学生が4名,女性も10名含まれています。これからの国際化と女性の活躍に貢献できそうです。
新入生ガイダンスでは緊張した様子で話を聞いていましたが、稲佐山のホテルの合宿では先輩の大学院生から大学生活の過ごし方を説明してもらい、夕食の懇談会もみんなで楽しく過ごしました。翌日は、インフラ施設である女神大橋と水辺の森公園を見学しました。これから教職員一丸となって新入生をサポートしたいと考えています。
2016.04.12
新4年生の卒業研究のための研究室配属を行いました。今年も希望する研究室をかけての熱い戦い(?)が繰り広げられました。
最上級生となり、就職や進学を控えて忙しい1年となりますが、大学4年間の勉強の締めくくりとして立派な卒業研究をまとめることを期待しています。
2016.04.01
土木学会第59回水工学講演会において発表した論文「GPMとTRMMのマッチアップ事例におけるKuPRアルゴリズムの評価」により、社会環境デザイン工学コースの下妻達也(特任研究員)が水工学論文奨励賞を受賞しました。2016年3月14日、東北工業大学八木山キャンパスで開催された第60回水工学講演会において、授賞式がありました。
この度は名誉ある賞を頂き、大変光栄に存じます。これまで多くのご指導を賜りました瀬戸准教授、また、研究に際しご助言をくださいました皆様に厚く御礼申し上げます。この受賞を励みにして、今後も研究活動に邁進する所存です。